MAINLINE RECORD / ARK CITY
What the City Leaves
見せる街、残す人
都市が見せる記録と、その外側に残る暮らし。都市観測解析室の赤嶺凪が、観測できたことと推測を分けながら、人を記録の外へ残さないための伝え方を探る全7話の連作です。
NAGI AKAMINEOBSERVATION
RECORD
RECORD
POSITION / MAINLINE
本編の外側ではなく、
本流の別の窓から都市を見る。
Civil Thresholdが都市中枢の判断と衝突を描く中核なら、本作が追うのは、その判断が市民へどのように伝わり、どの暮らしが表示の外へ残るのかです。
凪は広報のために事実を整えるのではなく、何が分かり、何がまだ分からないのかを区別して残します。都市の正しさを示すことより、見えていなかった人を記録へ戻すことを優先します。
READING ORDER / EPISODE 01—07
全7話
都市が示した結果、その結果だけでは見えなかった生活、そして次の観測へ。凪が残した七つの記録を、出来事の順に収録します。
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 1 見せる街
人は、街そのものを見ているわけではない。 案内表示。 通知。 標識。 公開映像。 人は、それらを通して街を見る。 どこへ進めるのか。 どこで止まるべきか。 今、何が起きているのか。 都市が見せる情報によって、人 […]
読む →
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 2 出さない理由
公開情報局での勤務が始まって三日目。 凪の作業卓には、朝から複数の記録画面が開かれていた。 過去の案内通知。 市民反応。 人流変化。 表示切替履歴。 判断理由。 都市観測解析室と、扱っている情報はよく似ている。 […]
読む →
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 3 似合う言葉
公開情報局での勤務が始まって一週間。 凪の端末には、出向初日にはなかった権限がいくつか追加されていた。 公開記録参照。 市民向け通知の修正提案。 映像構成履歴。 未使用素材管理。 判断履歴参照。 まだ最終承認はで […]
読む →
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 4 残らなかった名前
公開情報局での勤務が始まって二週間。 凪は、第七区画追悼日に向けた展示記録の整理を担当していた。 中央公開区域に設置される、小規模な記録展示。 事故発生。 避難。 封鎖。 復旧作業。 制度改訂。 事故後の区画再編 […]
読む →
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 5 止まった画面
第七区画追悼日の展示を終えてから、さらに数週間が過ぎていた。 中央公開区域では、その日、市民向けの都市生活公開プログラムが開かれていた。 交通案内。 医療支援。 防災設備。 居住基盤サービス。 異常発生時の避難導線 […]
読む →
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 6 残す側
都市生活公開プログラムの終了から、三日が過ぎていた。 南側下層連絡路の案内表示は、すでに通常運用へ戻っている。 流入抑制も解除された。 広場正面の大型表示壁には、エアロシャトルの運行情報と夜間の交通案内が流れてい […]
読む →
BLACK VELOCITY: What the City Leaves Episode 7 戻る場所
公開情報局への出向期間が終わった。 三か月。 広報中枢塔の作業卓では、出向中に追加された権限が順番に停止していた。 最後に残ったのは、出向記録の確認画面だった。 出向期間――終了作成記録――保存済み継続案件――担 […]
読む →