今回の一言
景気とは、商品が売れ、仕事やお金がどれくらい活発に動いているかを表す言葉です。
導入
夕方のニュースを見ていた澪が、画面に表示された言葉を読み上げた。
澪
「『景気が回復している』って言いますけど、景気って何を見て判断しているんですか?」
凪
「景気は、社会の中で商品、仕事、お金がどれくらい活発に動いているかを表します」
澪
「景気が良いと、みんなの暮らしも良くなるんですか?」
凪
「そこは、少し注意が必要です。順番に整理しましょう」
基本のキ
① 景気って何?
凪
景気とは、経済活動全体の調子を表す言葉です。
たとえば、
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商品やサービスが売れているか
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企業の利益が増えているか
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働く人や求人が増えているか
-
給料や消費が伸びているか
-
企業が設備や事業へ投資しているか
といった動きをまとめて見ます。
澪
「一つの数字だけで決めるわけではないんですね」
凪
「はい。景気は、いくつもの動きを組み合わせて考えます」
② 景気が良いとどうなるの?
凪
景気が良くなると、商品やサービスが売れやすくなります。
企業の売上や利益が増えると、
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求人が増える
-
給料や賞与が増えることがある
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新しい店や事業が始まりやすくなる
-
買い物をする人が増える
-
さらに企業の売上が増える
という流れが生まれやすくなります。
澪
「お金が社会の中を回りやすくなるんですね」
凪
「そう考えると分かりやすいでしょう」
③ 景気が悪いとどうなるの?
凪
景気が悪くなると、商品やサービスが売れにくくなります。
企業の売上が減ると、
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新しい採用を控える
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給料や賞与が増えにくくなる
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設備投資を見送る
-
店舗や事業を縮小する
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将来を心配して、買い物を控える人が増える
といったことが起こりやすくなります。
澪
「買い物を控える人が増えると、さらに商品が売れなくなりますね」
仁
「景気の悪化は、一つの企業だけで終わらない。雇用と消費を通じて、次の場所へ広がる」
④ 景気が良いのに、実感できないこともある?
澪
「ニュースでは景気が良いと言っているのに、暮らしが楽になった感じがしないこともあります」
凪
「景気の影響は、すべての人へ同時に届くわけではありません」
企業の利益が増えても、すぐに給料が上がるとは限りません。
また、
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業種
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地域
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雇用形態
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物価の上がり方
-
家族構成
によっても、景気の感じ方は変わります。
物価が給料より速く上がれば、企業の業績が良くても、家計は苦しくなることがあります。
⑤ 金利とはどう関係するの?
澪
「昨日の金利とも関係がありますか?」
凪
「深く関係しています」
景気が弱いときには、金利を低くして、お金を借りやすくしようとすることがあります。
企業が設備投資をしたり、個人が住宅や商品を購入したりしやすくなれば、経済活動を後押しできるからです。
反対に、景気が過熱して物価が急激に上がるときには、金利を高くして、お金の動きを落ち着かせようとすることがあります。
仁
「金利は、景気を動かすための調整手段の一つだ。ただし、上げ下げすれば必ず思いどおりになるわけではない」
よくある勘違い
「景気が良ければ、全員の暮らしが良くなる」
凪
景気が良くなっても、その恩恵が届く速さや大きさは人によって違います。
景気を見るときは、企業の利益だけでなく、
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給料
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雇用
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物価
-
家計の消費
まで確認することが大切です。
今日のまとめ
📌 景気は、経済活動全体の調子を表す
📌 景気が良いと、売上・雇用・消費が増えやすい
📌 景気が悪いと、売上・雇用・投資が減りやすい
📌 景気の影響は、すべての人へ同じように届くわけではない
📌 金利の上げ下げは、景気を調整する手段の一つ
今日の一言
玲
「景気を表す数字の向こうには、働く人と暮らす人がいます」
この回のポイント
景気とは?
商品、仕事、お金が、社会の中でどれくらい活発に動いているかを表すもの。
景気が良いと
-
商品が売れやすくなる
-
企業の利益が増えやすい
-
求人や給料が増えることがある
-
消費や設備投資が活発になりやすい
景気が悪いと
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商品が売れにくくなる
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採用や設備投資が減りやすい
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給料や賞与が伸びにくくなる
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買い物を控える人が増えやすい
よくある勘違い
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景気が良くても、全員が同じように豊かになるとは限らない
-
一つの数字だけで景気の良し悪しは決められない
