今回の一言
円安・円高とは、日本円の価値が外国のお金と比べて変わることです。
導入
朝のニュースを見ながら、澪がテレビの画面を指さした。
澪
「凪先生、『今日は円安が進みました』って毎日のように聞くんですけど、円安って何なんですか?」
凪
「まず整理します。」
「円安とは、日本円の価値が外国の通貨に対して低くなることです。反対に、円の価値が高くなることを円高といいます。」
澪
「円の値段が変わるってことなんですね。」
基本のキ
① そもそも何?
凪
例えば、昨日まで1ドル=100円だったとします。
今日は1ドル=110円になりました。
同じ1ドルを買うのに、昨日より10円多く必要です。
つまり、円の価値が下がった=円安ということです。
反対に、1ドル=90円になれば、少ない円で1ドルを買えるので円高になります。
② なぜ暮らしに関係するの?
澪
「海外のお金の話なのに、どうしてニュースになるんですか?」
凪
日本は海外から、
-
原油
-
小麦
-
大豆
-
衣料品
-
スマートフォンの部品
など、多くの商品を輸入しています。
円安になると、これらを買うためにより多くの円が必要になるため、輸入コストが上がり、商品の価格に影響することがあります。
③ 円高になると良いこともある?
凪
あります。
海外の商品を比較的安く買いやすくなったり、海外旅行の費用を抑えられたりする場合があります。
一方で、日本の商品を海外へ売る企業には影響が出ることもあります。
澪
「良いことと困ること、両方あるんですね。」
④ よくある勘違い
澪
「じゃあ、円安は悪くて、円高は良いことなんですか?」
凪
「実は、そう単純ではありません。」
輸出が中心の企業には円安が追い風になることがあります。
一方、輸入に頼る企業や家庭では、円安で負担が増えることもあります。
大切なのは、「誰に、どんな影響があるか」を考えることです。
⑤ 気をつけること
仁
「『円安だから全部悪い』『円高だから全部良い』と決めつけるな。」
凪
円安・円高には、それぞれメリットとデメリットがあります。
ニュースを見るときは、「誰にどんな影響があるのか」を意識すると、理解が深まります。
今日のまとめ
📌 円安は、円の価値が外国の通貨に対して下がること
📌 円高は、円の価値が外国の通貨に対して上がること
📌 輸入品の価格や企業活動に影響する
📌 良い・悪いではなく、立場によって影響が違う
今日の一言
玲
「同じ出来事でも、見る場所が変われば意味も変わります。」
この回のポイント
円安・円高とは?
日本円の価値が外国の通貨と比べて変化すること。
凪先生の整理
-
円安は円の価値が下がること
-
円高は円の価値が上がること
-
暮らしや企業活動にも影響する
-
立場によって受ける影響は異なる
よくある勘違い
-
「円安=悪い」「円高=良い」と一概には言えない
