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所得税と消費税は、何が違うの?――「稼いだとき」と「使ったとき」にかかる税金――2026/08/06 四人で学ぶ、キホンのキ

四人で学ぶ、キホンのキ
所得税と消費税は、何が違うの?――「稼いだとき」と「使ったとき」にかかる税金――2026/08/06 四人で学ぶ、キホンのキ

今回の一言

所得税は収入から生まれた所得にかかり、消費税は商品やサービスを買ったときにかかる税金です。


導入

買い物を終えた澪が、レシートを見ながら口を開いた。

「働くと所得税を払って、買い物をすると消費税も払いますよね。どうして二つあるんですか?」

「税金がかかる場面が違うからです」

「場面ですか?」

「所得税は、お金を稼いだとき。消費税は、お金を使ったときに関係します」


基本のキ

① 所得税って何?

所得税は、給料や商売などによって得た所得にかかる税金です。

ここでいう所得は、受け取った収入そのものではありません。

収入から必要経費などを差し引き、さらに家族構成などに応じた控除を反映した金額をもとに、税額を計算します。

「給料を受け取ったら、全部にそのまま税金がかかるわけではないんですね」

「はい。収入と所得は、同じ意味ではありません」


② 所得が多いと、税金も増えるの?

所得税は、所得が多くなるほど、所得の高い部分に適用される税率が段階的に高くなる仕組みです。

これを超過累進税率といいます。

「所得が多い人ほど、負担も大きくなるんですね」

「支払う力に応じて負担を分ける考え方です」


③ 消費税って何?

消費税は、商品を買ったり、サービスを利用したりしたときにかかる税金です。

買い物をした消費者が税金を負担し、お店などの事業者がまとめて国へ納めます。

「レシートに消費税が書かれていても、私が直接、税務署へ納めるわけではないんですね」

「はい。負担する人と、実際に納める人が異なるため、消費税は『間接税』と呼ばれます」


④ 二つは何が違うの?

一番大きな違いは、税金がかかる場面です。

所得税

  • 給料や商売などで所得を得たときにかかる

  • 所得の大きさによって負担が変わる

  • 税金を負担する人が、自分の税金として納める

消費税

  • 商品やサービスを買ったときにかかる

  • 同じ商品を同じ価格で買えば、原則として同じ額を負担する

  • 消費者が負担し、事業者が納める

「所得税は稼ぐ場面、消費税は使う場面なんですね」


⑤ どうして両方あるの?

「どちらか一つでは駄目なんですか?」

「一つの税金だけに頼ると、特定の人や活動に負担が偏りやすくなるからです」

所得税は、所得の大きさに応じて負担を求められます。

一方の消費税は、働いているかどうかにかかわらず、商品やサービスを購入する幅広い世代が負担します。

「集めやすさだけで税を決めてはならない。誰が、どの場面で、どれだけ負担するか。その組み合わせが重要だ」


よくある勘違い

「所得税は給料の全額にかかる」

所得税は、受け取った給料の全額へ単純に税率をかけるものではありません。

収入から給与所得控除や所得控除などを差し引いた課税所得をもとに計算します。

「消費税は、お店の利益になる」

商品代金と一緒に支払った消費税は、お店が自由に使える利益ではありません。

事業者が売上にかかる消費税額から、仕入れなどで支払った消費税額を差し引き、原則として申告・納付します。


今日のまとめ

📌 所得税は、所得を得たときにかかる

📌 消費税は、商品やサービスを買ったときにかかる

📌 所得税は、所得が多いほど負担が大きくなりやすい

📌 消費税は、消費者が負担し、事業者が納める

📌 二つの税金では、負担する場面と仕組みが異なる


今日の一言

「税金を見るときは、金額だけでなく、誰がどの場面で負担するのかを見ることです」


この回のポイント

所得税とは?

給料や商売などによって得た所得にかかる税金。

消費税とは?

商品やサービスを購入したときにかかる税金。

一番簡単な違い

  • 所得税:お金を稼いだとき

  • 消費税:お金を使ったとき

よくある勘違い

  • 所得税は、収入の全額にそのままかかるわけではない

  • 消費税は、お店がそのまま受け取る利益ではない

  • 所得税と消費税では、負担する場面と納め方が異なる