今回の一言
雇用保険とは、仕事を失ったときの生活や再就職、働き続けるための支援をする公的な保険です。
導入
給与明細を見ていた澪が、「雇用保険」という欄に目を止めた。
澪
「凪先生、健康保険や年金は分かってきました。でも雇用保険って、失業した人がもらうものですよね?」
凪
「それが一番よく知られています。でも、それだけではありません」
澪
「ほかにもあるんですか?」
凪
「仕事を失ったときだけでなく、再就職や学び直し、育児など、働くことを続けるための支援にもつながっています」
基本のキ
① 雇用保険って何?
凪
雇用保険は、働いている人が失業したときなどに、生活と再就職を支えるための制度です。
代表的なのが、いわゆる失業手当です。
正式には、その中心となる給付を基本手当といいます。
澪
「仕事がなくなったら、次の仕事が見つかるまで支えてくれるんですね」
凪
「はい。ただし、仕事を辞めれば誰でも自動的にもらえるわけではありません」
② 仕事を辞めたら必ずもらえるの?
凪
基本手当を受けるには、一定期間、雇用保険に加入していたことなどの条件があります。
さらに重要なのが、
働く意思と能力があり、仕事を探していること。
つまり、「仕事を辞めたから支給される」というより、再び働こうとしている人の生活を支える制度なんです。
澪
「しばらく働くつもりがなくても、必ずもらえるわけではないんですね」
凪
「そうです」
③ どんなときに助けてくれるの?
凪
雇用保険の役割は、失業したときだけではありません。
例えば、
-
失業中の生活と再就職を支える
-
再就職を後押しする
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条件を満たす教育訓練の費用を支援する
-
育児休業中などの収入を支える
といった仕組みがあります。
澪
「会社を辞める人だけの保険ではないんですね」
凪
「むしろ、『働くことを続けたり、もう一度働いたりするための保険』と考えると分かりやすいでしょう」
④ 保険料は誰が払うの?
澪
「給与明細から引かれているから、私が全部払っているんですか?」
凪
「いいえ。雇用保険は、働く人だけでなく事業主も保険料を負担します」
また、雇用を安定させるために企業向けに行われる「雇用保険二事業」の部分は、事業主が負担します。
仁
「働く人だけの問題ではない。雇う側にも、雇用を支える負担がある」
⑤ 育児にも関係するの?
澪
「育児休業のときにも雇用保険が関係するんですか?」
凪
「はい」
要件を満たす場合、育児休業中には育児休業給付などがあります。
現在は、出生時育児休業給付金や育児休業給付金に加え、出生後休業支援給付金、育児時短就業給付金といった制度も設けられています。
澪
「仕事を失ったときだけじゃなく、仕事と生活を両立するためにも使われているんですね」
よくある勘違い
「雇用保険=失業手当」
凪
失業したときの基本手当は、とても大切な役割です。
でも雇用保険には、再就職、教育訓練、育児などを支える仕組みもあります。
「仕事を辞めれば必ずお金がもらえる」
これも違います。
基本手当には加入期間などの条件があり、原則として働く意思があり、求職活動をしていることが必要です。
仁
「保険は、退職したことへの報酬ではない。次へ進むための支えだ」
今日のまとめ
📌 雇用保険は、働く人の生活と雇用を支える保険
📌 失業したときには、条件を満たせば基本手当を受けられる
📌 仕事を辞めれば自動的にもらえるわけではない
📌 再就職や学び直し、育児などにも関係する
📌 保険料は、働く人だけでなく事業主も負担する
今日の一言
玲
「仕事を失ったときに支えるのは、立ち止まるためではなく、もう一度歩き出すためです」
この回のポイント
雇用保険とは?
仕事を失ったときや、働き続けることが難しくなったときなどに、生活や再就職を支える公的な保険。
仕事を失ったら
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条件を満たせば基本手当を受けられる
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働く意思があり、仕事を探していることが基本
-
再就職への支援もある
失業以外にも
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教育訓練
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育児休業
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育児時短勤務
-
再就職
などを支える制度があります。
よくある勘違い
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雇用保険は失業手当だけではない
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退職すれば必ず基本手当を受けられるわけではない
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保険料を働く人だけが負担しているわけではない
